この度、長年にわたり看護師として活動された藤田由加里さんが瑞宝単光章を受章されました。子どもの頃に読んだ本をきっかけに母親の理解もあり、看護師として歩み始め「患者さん第一」を心がけ日々努められました。

 患者さんのケアはもちろん、患者さんと家族の方や医師とのパイプ役として、また「安心・安全」な職場環境づくりにも心配りをしつつ、さらに一大プロジェクトとなった病院の移転と当時最先端の業務IT化の同時進行にも対応するなど気の休まることのない毎日も家族の支えがありやってこられましたが、元気になった患者さんたちを見ると「やっていて良かった」「やりがいのある仕事」と話されました。今は病院も専門の職種が増え、数多くのスタッフでコミュニケーションをとりつつ「ワンチーム」になって患者さんに向き合っているので、後輩たちにも「患者さんには何が必要か、+αのことを考えてやっていって欲しいです。」と話されました。退職後も病院が気になるそうですが、ここで一服して十分に充電してからの次のご活躍をお祈りいたします。

笑顔の藤田由加里さん