浅井町大野在住の吉田由美さんが8月末に、浅井北小学校に雑巾250枚を寄贈されました。吉田さんはおしぼりタオルの「(株)AZAI」の2代目社長の奥様で、ご主人を支えながら子育てをされてきました。吉田さんご自身も浅井町で生まれ育ち、浅井北小学校の卒業生でもあります。また、お子さんが小学生の頃、今の校長の太田暢子先生がクラス担任の教師でもあったということや、吉田さんがPTA会長を務められたということもあり、浅井北小学校とは様々な縁がありました。新品のタオルを何か違う物に変えて使い道がないか考えていた時、小学校では感染予防のため、先生方や職員の方が消毒作業に追われていることを知り、雑巾ならいろいろなところで使ってもらえるのではと考えられたそうです。日ごろから、交流があるいずみ作業所の方にお願いして、縫製をしてもらい、小学校へ寄贈されました。
後日、教頭の戸松先生にお話をうかがったところ「新型コロナの感染予防の消毒作業の他にも、今後は学校行事やキャンプ、野外活動などの時に雑巾を使わせていただきたいと思っています。吉田さんからの申し出は大変ありがたく、嬉しかったです」とおっしゃっていました。吉田さんの温かく、優しい思いが形となった真っ白な雑巾は、浅井北小学校の子どもたちの日々の学校生活で活用されています。