12月29日(土)夜9時、「火の用心‼」の掛け声と「カ~ンカン!」の拍子木の音が響き渡りました。前野公民館から出発した18名の自警団が、二手に別れて300世帯の町内を夜回りします。前野町内会には、自発的な防災活動を行なう自警団が組織されていますが、その歴史は50~60年前にもさかのぼり、消防団が行っていた夜回りをソフトボールのチームが受け継いできたものでした。当然、町民の防災意識も高く、「大きな火災は一度も出した事が無い!」と団員の方が胸を張って話をされました。
 以前、隣の町内で放火による出火があった時は、前野町内を半月ほど毎日夜警を続けたとのことです。地域づくり協議会の防災リーダー育成講座にも積極的に人材を送り出して、今年は女性2名に参加してもらったと嬉しそうに語っていただきました。

気合い十分 いざッ!出陣だー‼

10歳~78歳までの光る勇士たち

9時からと11時からの2回まわりますが、今年初めての積雪で、寒風と凍てつく道路が待っていました。静まり返った街中に寒さも吹き飛ぶ「火の用心」の声がいつまでも響いていました。